第三章 倭国の末裔
Quest1 郷土史書の防衛
歴史学者ローザより、護衛の仕事が入ります。ローザは図書館にもないような貴重な本をたくさん持っていてヒルダは驚きますが、その事に気づくヒルダも凄いとローザから褒められる。
貴重な本のせいか次々と盗賊らの強襲を受ける中で社長はどこか上の空の様子。
モニクは、社長の様子がおかしくなったのが黒騎士レンと出会ってからという事に気づいていた。そしてレンが言った『反逆者』というキーワードの謎について、モニクもずっと考える。いったい誰に向けて放たれた言葉だったんだろう?…
襲ってくる連中の中に王国兵や公国兵が紛れ込んでいたことからローザは襲撃をしてくる連中が王国にも公国にも強い影響力を持つ『ノイバウテン』と確信する。ローザは社長に敵の正体が汚れ仕事でもなんでもやる傭兵結社ノイバウテンが絡んでいて、彼らは戦争の原因がノイバウテンにあるという説があるほど面倒な存在だと伝えます。
『なんでこの世界では戦争をしているんだ? それに僕は何でこの世界に来て戦争の片棒をかついでいるんだ…』と社長は人を助けようとして多くの人を傷つけてきた自分に自己嫌悪していた。社長は『自分が戦いの火種の一部』なんだって事を理解し、いまなお戦争に絡むような場所に自分が存在していた事にウンザリしていた。
そんな社長にローザが伝えた言葉は『ゆっくり考えてみたら?歴史は進むけど人は立ち止まって考える事ができるのだから。』であり、『人は立ち止まる事ができる』という言葉が社長の胸に突き刺さる。
Quest2 メイド喫茶への脅迫状
ミルシュカより娘々亭に脅迫状が届いたために警護して欲しいという依頼が会社にはいる。この日、社長は初めて仕事に参加しなかった。フジヤマ社長から応援でメイド姿のティアナを派遣してくれますが、妹テレージアとの関係は未だ悪化したままのせいか、テレージアが来ない事をティアナから念を押されて確認される。
店内を警備していたティアナは店の手伝いをしていたところ、ティアナの容赦ないツンな言葉の攻撃に歓喜して喜ぶ客がいて『この店に足りなかったのは、どSのメイドの存在だ!』と叫ぶ。ティアナはそんな彼らに『本当に気持ち悪いですね。死ねば良いと思います。』とお約束過ぎる言葉。客の公国兵のひとりが、ティアナが円卓の騎士だった事に気づき、思わず暴露してしまう。
娘々亭に届いた脅迫状はいたずらだった事がわかりますが、そこに任務を終えてテレージアが上官ヴィオレッタと一緒に戻ってきます。ヴィオレッタがティアナが出会い、ティアナは部隊長らの仇のヴィオレッタを見て暴れてしまい、避けていた妹テレージアもいたものだから現場が修羅場になってしまいます。
Quest3 エルスの闇十字
闇十字協会マイヤから”エルスの闇十字に選ばれし聖職者である”イーヴァ・スレイドを探して欲しいとの依頼を受けます。
探しているとイーヴァがティナとお話をしているところを見つけます。イーヴァは自分の知らない外国の話に夢中になっていました。
イーヴァは世界をまわる傭兵会社に入社し、見聞を広めたいと思ったようですが、マイヤから強く止められたため、ティナに自分の代わりに傭兵会社に入社してもらう事にしました。イーヴァは帰り際に社長に『自分ではわかってないのでしょうけど、この世界に必要な人間よ。』と不思議な予言をされてしまいます。
Quest4 香木の採取
薬師ミアから久しぶりに依頼が来て、香木の採集するこになったモニクたち。
採集場所に向かう道中でアザミノの知り合いでナナセの姉のイオリ・カイとばったり出会います。イオリはカイ家の次期党首になると言われているようです。彼女の演武を見せてもらって感激する社長たちでした。
別ルートでは道すがらモニクはずっと胸の中にあったモヤモヤを解消すべく、社長が悩んでいる事が何なのか直接聞いてきました。社長は自分の行動や判断で人を傷つける事があることを悩んでいたけど、それでも会社を続けていきたいんだと答えました。社長の真っ直ぐな性格を嬉しく思ったモニクは、今後は何でも抱え込まないで相談して欲しいと伝えるのでした。
Quest5 お見舞い品の運搬
ライバル会社のランから孤児院のみんなからフジヤマ社長へのお見舞いの品を運ぶ手伝いをしろ!と依頼がはいります。一緒に手伝いをしてくれるトウカに対し、フジヤマ社長のキリカが話しかけます。
キリカは”睦月流”についてと話かけるとトウカは動揺してしまいます。
キリカがトウカが倭国からの転移者であり、何かに気づき確認するために二人で話し合っていました。
Quest6 ワンポイント攻撃
公国の黒騎士レンに翻弄された傭兵団サイラスから応援要請が入ります。社長たちは非公式な方法に基づき入手した情報に従った作戦行動を取ることになった。
非公式な取引とは、トウカの事を王国にリサーチする代わりに諜報部の人と取引して手に入れた情報だった。トウカはこの戦いが終わったら、自分が何者でどうしてミステリオに来たのかを話すと言いました。
作戦は成功し、戦況が逆転したときに黒騎士レンが社長たちの前に現れました。
レンはトウカに反逆者トウカ・キサラギと言い放ち、レンはトウカに『なぜ帝から勾玉ヤサカニを奪ってミステリオに逃げてきたのだ?』と問いかけます。
レンの話では、帝の志と三種の神器は倭国の恒久平和に欠かせぬ御印であり、そのひとつを奪ったトウカは倭国に対する反逆者に他ならないという事でした。トウカを襲うレンかた社長たちは全力でトウカを守るのでした。
Quest7 トウカの捜索
モニクの依頼….トウカを探せ!トウカがいなくなってしまいみんなで探すことになり、トウカの気功の力は特殊であったため、ヒルダが簡単にトウカの居場所を探してあててくれました。
『トウカの話』
トウカは、姉のオウカは両親を知らないまま、如月流の師の元で一緒に育ちますが、トウカとオウカは王位継承権の高い帝の子だという事がわかります。その後、姉のオウカの動きは早く信頼できる仲間を集めてすぐに倭国で一大勢力を築いた。乱れた倭国を変えるんだという使命を感じていたトウカでしたが、姉から帝は二人もいらぬと言われ、追放されてしまいます。
トウカは姉を許せず、どうして自分を捨てたのか知りたくて、帝になった後もずっとオウカを付け狙い続けていた。そして命がけで三種の神器を奪いミステリオに逃げてきたのだという。
『キリカの話』
話の途中を黒騎士レンが現れ、トウカの話をまるで信じず、帝の末裔を語る不届きものとして襲い掛かってきますが、キリカが応援でかけつけて、トウカの話が真実であることを”キリヤ・コノハナ”の日記の内容と刀で証明してくれました。
キリヤ・コノハナはオウカとトウカの乳母であり、如月流師範であった方です。
キリヤは何か事情があってオウカとトウカの誘拐に加担し、結果的に親友であり如月流開祖であるミコト・キサラギに姉妹を預けます。そしてキリヤは生んだばかりの娘と共にミステリオの地に落ち延び力尽きます。その時の子供がキリカでした。
Quest8 跋魔結界の下準備
レンは真実を知りたいだけだとキリカに話します。もしもトウカが倭国の末裔でないならば『勾玉ヤサカニ』は奪い取ると言いますが、トウカが勾玉の儀式を行えたことで倭国の血を引くことが証明できました。レンはトウカが自らが忠誠を誓うべき相手だということを認識し、今までの無礼を謝罪し忠誠を誓ってくれました。
トウカはレンに対し、家来ではなく、友達になって欲しいと願い、姉が自分を遠ざける事になった理由を知りたいのだと伝えます。
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