第五章 交錯する絆たち
不器用な神威の王家の血を引く姉妹の物語のラストシーン。この世界に生きる様々な姉妹との対比の中で、オウカとトウカのそれぞれに歩む道が描かれています。
Quest1 ゴーレム塩の採取
前回突如現れたトウカの育ての親であり、剣の師匠である『ミコト・キサラギ』が現在の倭国の状況についてお話してくれました。
その内容は、倭国の内戦はほぼ終結に向かっており、オウカ率いる反乱軍が『草薙』として新政権を打ち立てたということです。そして異世界神威のほかの国々とも良好な関係を築くために外交を進めているところということです。このとき黒騎士レン・アーデルングはオウカの傘下に加わった。その後、オウカはミステリオの公国との同盟も正式に締結しました。
Quest2 古文書の搬送
ヒルダの姉のマリアから古文書のお使いクエストを頼まれる。
ミコトはオウカの気持ちがわかるだけに、トウカには『優しかった昔のオウカは、今でも何も変わっていませんよ』とだけ伝えるのでした。
トウカは、自分を捨てて倭国を統一して豹変したオウカに対して『オウカ姉さんが…何も…変わってない…?』と信じられずに驚愕するのでした。
Quest3 はぐれ魔法士との接触
はぐれ魔法士のマルグレットを探して欲しいと言われ、見つけ出すと、アン・マリーの手先扱いされ襲いかかってきます。
早とちりで襲ってきたマルグレットはどうやら歴代最年少魔法士アン・マリーをライバル視していただけのようでした。
学校に行かずにアン・マリーに対抗する力を手にいれるため、マルグレットは傭兵になったのでした。
Quest4 オルカ雑技団の警備
依頼主は同じ地球人、日本ではあまり活躍してなかったが欧米では今世紀最大の奇術師として注目されていたらしい。少し濃い感じの人・・・
奇術師グスタヴは、「元の世界に戻りたい?」という問いに対して、戻りたいとは思うが、戻れなくてもいいと答えた。それは、このミステリオにおいて、とても大切なものができたからだという。この世界で出来た雑技団が彼にとっての家族だというのだ。
そして戻れたとしても、戻らないという。自由に行き来きできるのが理想らしいです。
Quest5 ペングーの群れの討伐
依頼人エレーヌには、凄腕の傭兵イレーヌという姉がいました。
手に負えない程の仕事になって、困ってコッソリ傭兵会社に依頼していたのは姉も見ていて助けに来てくれたようです。
トウカはイレーヌにオウカ姉さんの事を重ねて見てしまうのでした。
Quest6 レオナの動向調査
王国聖騎士団副団長のノエミは、嫌われていても妹のレオナが気になる様子。
レオナは同じ公国軍からもマークされているようだった。
Quest7 器用な職人の捜索
神威の四天王ミカゲさんが手先がとても器用だとトウカがいうので探します。
ミカゲはぐーたらしていましたが、ご飯とお金をくれると頑張るというので修理を依頼したらしっかり直してくれました。
トウカはオウカが自分を嫌う理由をミカゲに聞くと、ミカゲはきょとんとして「オウカはトウカを嫌ってないよ?」と簡単に言った。でも、その理由については、話すとトウカがオウカのいう事を聞かなくなるから言わないらしい。オウカは公国での用事が済み次第、また勾玉奪還のために会社に行くとのことだった。
トウカは勾玉を奪われると姉との繋がりがなくなるので絶対に受け入れないが、オウカも四天王もトウカとの繋がりがなくなることを望んでいるのだと言うのだ。
Quest8 オウカ・クサナギ
オウカとトウカの再会、一触即発の状態。
モニクはオウカの態度がローズや祖父に似ていて、トウカを本気で傷つけるようには見えないと感じていた。トウカは勾玉を渡すと姉から相手にされなくなることをとても嫌がっていた。
そして四天王を含めて、みなオウカの味方。
危なくオウカとトウカが差し違えることになる寸前、止めてくれたのはミコトだった。
姉との繋がりを失いたくない一心のトウカ、オウカの気持ちを理解するためにもミコトと世界を旅する事にしました。
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