400年前に、国家にも匹敵する権力を自ら恐れたバサラブ家が、騎士団と政治基盤を分家として切り離し、騎士団をヴァリエ家、政治基盤をワロキエ家として、それぞれが独立しました。
ヴァリエ家
ローズのヴァリエ家とは、代々剣聖を勤める唯一の家柄で名家とされています。
ヴァリエ家やアルテミスのユディタら姉妹のイーハ家は、断罪人と呼ばれる国家レベルの犯罪者を粛清する国家認定の暗殺集団の流れもくんでいます。
ヴァリエ家は、あらゆる国家やしがらみに左右されることなく、ミステリオにおける危機への対応を使命としていて、聖剣オルディーネを手に民衆の先頭に立ちミステリオを守護する『右腕』と陰日向に諜報を駆使するヴァリエ家の闇の密偵でである『左腕』が存在します。
モニクやローズは『左腕』の役割と存在を知っているものの、「左腕が誰か」なのまでは知らない様です。
ローズ・ル・ヴァリエ ☆5剣
剣聖ローズは、目録によると、愛情表現は苦手なものの、レディとしての立ち居振る舞いは完璧で、服装のセンスは抜群という設定。
物語の重要な場面で登場し、ホリーやユディタらと行動を取る事が多いです。
世界の脅威に対抗するため、レマルギア公国の建国のためにヴラド公爵に力を貸しますが、公国はその力を戦争にも利用し始めたため、ローズは円卓騎士の地位を捨てレマルギア公国を出奔し、ヴラド公爵と同じ目的を持ったまま、別な道を探すため旅に出ます。
魔族であるヴラド公爵の娘モニクにも魔族の血が流れていることを知っており、いつかモニクが真実にたどり着いたときに必要になるであろう剣を探すのも旅の目的のひとつであるようでした。
何も知らないモニクは、出奔したローズを探し、追いかけるうちに、成長し、少しづつ真実に近づいていきます。
そしてローズ自身もまた自らの聖剣オルディーネとともに世界の脅威に対峙できるように、成長していきます。
フレデリカ・フレイ ☆4剣
ヴァリエ家で騎士としての指導を受けていたが、非常に高い魔力を有することが発覚したため、師ミルの勧めで魔法学校に特別編入することになる。
剣聖ローズのように常に誇り高く気高くあろうとするが、根がお調子者のため、時折素が出てしまう。将来を渇望されるも、考え方や立ち振る舞いには未だ幼さが残る。剣技に関してはヴァリエ家私設騎士団の中でも指折り。(ファンブックp124より)
メインクエストでも、2-9-2(赤)で登場します。
通常のガチャでは入手できず、ファンブックを購入し、シリアルコードを入力することで入手できます。
最初から専用武器+3とそのレシピを持っており、魔法防御が高いフレデリカは、☆4の中でもかなり強い部類に入ります。
ミル・ド・レイユ ☆4暗
ローズの後輩であり、幼い頃より共に剣を競った仲。彼女のレイユ家は剣聖位を継ぐヴァリエ家の傍系であり、代々主家を補佐する家柄です。
気さくな人柄で皆に好かれているが、時折見せる微笑には氷のような冷たさが宿ることも…。
かつては将来を嘱望された騎士であったが怪我により剣を捨て、その後はヴァリエ家の指南役として年若き騎士に剣術を指南しています。
騎士をやめた時に盾を捨て、現在の双剣スタイルとなっていて、モニクやフレデリカに剣を教えています。
でも怪我で騎士をやめたというのは表向きの理由でした。
本当はヴァリエ家の闇の密偵である『左腕』となった時に剣を捨てていました。
白銀騎士ノナの影となったライルは、ミルが左腕なのを知っている数少ない人物で、ライルの言葉で、ミルは自分の運命を受け入れたようでした。
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