公国レマルギアのヴラド公爵とルツィエルが共闘する理由 かんぱにガールズ 【ネタバレ注意】

かんぱに第二部10章までのメインストーリーの謎についてをまとめています。

ネタバレを多く含むため、メインストーリが終わっていない方は、注意が必要です。

 

ルツィエルと対峙するヴラド

神を倒せるほど強大な力を持つ魔卿の女王ルツィエルの目的はふたつ。

  • 「自らに最適化された新たな世界の創造」
  • 「自らの子を世界から見出す事」

異世界エルドラドの魔族であったヴラドは、強大な力を持ち、賢く、そして孤独であり、ルツィエルは自分とよく似たヴラドをみずからの子供候補としてしまいます。

そして魔族であるヴラドが異世界となるミステリオの地で、どれほど強大な存在になれるかをルツィエルに観察される存在となったのです。

ルツィエルにミステリオに転移させられたヴラドは、暴力的で高みを目指す嵐のような感情を持つ者でした。

でもヴラドはミステリオで人である”ブリュエット”という女性と出会い、彼女はヴラドを優しく包み込んでいきました。

そして愛を育み、結婚し、ふたりの間にモニクとアッシュが生まれます。

 

ルツィエルには理解できないヴラドのこの歩みを、本来の進むべき道に戻すために、煌心国を大混乱に陥れた”ヘイロン”をミステリオに転移させ、ヴラドから愛を奪うため、妻のブリュエットを殺害します。

 

ヴラド公爵は、ヘイロンとその黒幕となったルツィエルに対して復讐をするため、神を倒せるほどの強大な力を持つルツィエルに対抗できるための力を手に入れようとします。

”世界の重要な謎”のネタバレ「ルツィエル・フェエル」と「ウラディエナ・ダルク」

 

公国レマルギアの建国の理由

魔族ヴラドが、魔卿の女王を倒さなければいけない理由は、『妻ブリュエットの復讐』だけではありませんでした。

ルツィエルは「自らに最適化された新たな世界の創造」することも目的にしています。

その新世界の創造は、『無限終極(アンフィニエンド)』と呼ばれ、隣接次元をも巻き込んで世界を無限に分解し尽くし、その終局状態から新たに世界の再定義を始めることで、ルツィエルに最適化された世界を作り出すこと。

その結果、ミステリオだけでなく、様々な異世界が崩壊してしまいます。

 

『妻が愛したこの世界を守りたい。』

ヴラドは、”復讐”と”世界を守るため”に、ルツィエルを倒す決意を固めます。

ルツィエルの強大な力に対抗するために、まずミステリオの世界統一をはかる必要があり、その拠点とするため「公国レマルギア」の建国を目指しました。

 

当時、レマルギア大陸は領地を持つ貴族が割拠していましたが、ヴラドが公国建国戦争で寡兵ながら電撃戦で多勢の反公爵派貴族を下し、新興国家をつくります。

この戦争にはヴァリエ家の剣聖ローズ、ジークリット、幻影エルミらもヴラド公爵に力を貸しています。

 

ヴラドが仇敵ルツィエルと手を組む理由

公国の建国後、ヴラド公爵は世界の統一を急ぐあまり、その後も武力で世界を支配するため、王国クオリアとの戦争をひき起こします。

ヴラドは、戦争によって生まれる被害も、本当の危機から世界を守るためにの必要な犠牲と考え、さらに仇敵ルツィエルの力を利用してでも力を手に入れ、ルツィエルを超越する存在になることで目的を果たそうとしています。

ルツィエルは、ヴラドの考えのすべてを知った上で、ヴラドに力を貸し続けています。

ルツィエルにとっては、ヴラドが強大な存在になるのであれば、目的や動機、手段を問わないというスタンスであるようです。

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