この記事は重要なネタバレを含みますので、ご注意願います。
祖国から命を狙われる女王
魔卿の女王ルツィエルは、創世神エルスを滅ぼした後に魔卿から姿を消していますが、魔卿から刺客が送られ、祖国から命を狙われるようになってしまいます。
粛清者サイミ
ウラディエナを襲った魔卿の粛清者
魔卿の女王ルツィエルは、自分の子供が異世界ミステリオでどれほど強大な存在になるかを観察するため、公国円卓騎士一位ウラディエナとして存在していました。
神をも滅ぼす魔卿の暗殺者の家系ヴァイノラ家の当主であったサイミは、魔卿からのオーダーにより、粛清者として女王ルツィエルの暗殺を試みますが、これに敗北し、記憶を封印されただけでなく存在の因果をも削られてしまいます。
その結果、サイミは多くの力を失い、まるで人間のようになってしまいます。
サイミ自身はその後、記憶を取り戻し、ミステリオ由来の霊薬の力で回復し、本来の力を取り戻しつつあります。
ルツィエルを滅ぼそうとした魔卿の黒幕は?
女王ルツィエルが不在の魔卿では、魔卿の宰相ヴェルグが実質的なトップになります。
宰相ヴェルグが女王ルツィエルを暗殺する提案、決議したのですが、ヴェルグは女王ルツィエルを憎んでいるわけではなく、また私利私欲のためにそうした訳ではありませんでした。
ヴェルグは、ルツィエルが自らに最適な世界を構築するため、『無限終極(アンフィニエンド)』を行い、世界を分解し、再構築しようとすることを知っていました。
そしてヴェルグは、大切に思う女王ルツィエルに向けて次の言葉を伝えていました。
ヴェルグの言葉より(EP1)
ルツィエル…あなたは、あなた自身が作り上げた魔卿から去り、多くの次元に危機をもたらそうとしている…
その危機を前に、全てが明るみになっていないにも関わらず、人々は自らの大切なものを守ろうとしています。
つまり魔卿の人々は自ら立っている神去りし大地を、自らの手で守ることを決意したのです。
それは女王の意思よりも自らを優先する自我の発言であり…他者を守る事にも繋がる愛の形でもあります。
愛を知ろうとしながらに、愛を知りえなかったあなたの行いは、人々に愛について考える機会を与えたのです。
あなたに仕えていた我々…魔卿の八柱も、魔卿の地を守ります。そのために動きます。あなたが作り上げたこの世界を、自分達が愛しているのだと分かったからには!
ルツィエル….我々の為す愛のかたちから、何かを感じ取っていただけるといいのですが..!
…我々にできたのですから、あなたとて愛を知り得るはずなのです…!
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