食品大手のハウス食品グループが開発した「涙の出ないタマネギ」スマイルボール

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スマイルボールとは?

切っても涙が出ないタマネギとして20年以上の試行錯誤を繰り返して商品化されたタマネギの商品名を「スマイルボール」と言います。

名前の由来は、プロアマ問わず幅広い料理人の間に笑顔をもたらすという意味で「スマイルボール」と名づけられたそうです。

イグ・ノーベル賞の受賞

「タマネギを切ると涙が出る仕組み」は、実はかなり複雑で難しく原因は特定できていませんでしたが、2002年に催涙成分の酵素を発見し、決定づけてからいっきに開発が進みました。

そして2013年に「タマネギを切ると涙が出る仕組みの詳細解明」をしたとして世界中の独創性に富んだ賞として知られる「イグ・ノーベル賞」を今井真介ら7名(ハウス食品)が受賞しました。

余談ですがこの時でイグ・ノーベル賞の日本人の受賞は7年連続になったそうです。

長年にわたる品種改良

元々はハウス食品がレトルトカレーの具となるタマネギがニンニクと炒めると変色するため改善するために始めた研究でした。

この変色原因は、比較的早期に改善することができましたが、この研究で手に入れた貴重な実験データを生かして涙の出ないタマネギの品種改良ができないかというのがスマイルボールの開発のきっかけだったようです。

タマネギの催涙成分を作り出す酵素の働きを抑えるために遺伝子組替の技術を用いて作り出されたタマネギは、食品として取り扱うための安全性の確保になみなみならぬ努力と時間がかかったようです。

出典:ハウス食品グループ 本社提供

スマイルボールの販売について

価格は中玉2個で450円程度と通常のタマネギに比べるとかなり高いですが特有の臭みがなく、切っても涙が出る原因の辛み成分が舞う事がなく、生で食べるとリンゴやナシと同等の甘味を感じられるため、水にさらさずに食べられるサラダ用として期待されています。

試験的に東京の百貨店で販売したところ、約5トンが完売となった。

「切っても涙の出ないタマネギ」は北海道の札幌に近い空知管内栗山町の契約農家で2016年の9月頃にまずは十数トン生産し、その後は生産量を増やしていき、3年後の2019年には1000トン以上の生産を行う計画になっています。

そしてゆくゆくは新たな北海道ブランドとして期待がされています。

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