痛風の原因となる高尿酸血症とは?

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高尿酸血症とは?

人のからだの中には尿酸が常に一定量あって、毎日生成され、血液などの体液に溶けて循環し、そして尿や汗などを通じて排泄されていきます。

一般的な人の体に含まれる尿酸は1,200mg程度といわれており、この蓄積された尿酸は「尿酸体内プール」と呼ばれます。この尿酸体内プールの内、20%が血液中で循環し、80%が組織液の中にプールされていて、毎日700mgの尿酸が生成されて尿酸体内プールに流れ込み、同量の尿酸を尿や汗を通じて排出させます。

ところが、体が尿酸を作りすぎたり、排泄が少なかったりすることで、尿酸が体内に蓄積されていき、血液中の尿酸値が7.0mg/dLという基準値を超えると高尿酸血症と診断されます。

基準値が7.0mg/dLとされるのは、この値が血液の中に尿酸が溶け込める限界値であり、飽和を意味しています。

尿酸が基準値を超えてしまうと血液中に溶けきれなかった尿酸が塩を形成して結晶化し、この結晶が痛風を引き起こす原因につながっていきます。

高尿酸血症の原因別構成比

1.尿酸の生成過剰型タイプ(全体の約15%)

2.尿酸の排出能力低下型タイプ(全体の約55%)

3.1と2の混合型(全体の約30%)

尿酸とは

尿酸とは「プリン体」代謝した結果、生じる老廃物であり、プリン体は生物の細胞にある核に内包される遺伝子の本体とも言える核酸の主成分です。

尿酸は、食事により取り込まれたプリン体からつくられるものは、全体の20%ほどに過ぎず、残りの80%は体内にあるプリン体から生成されています。

プリン体から尿酸が生成される行動

1.新陳代謝

身体の中で行われる代謝により、尿酸が生成されます。

2.激しい運動

急激な運動や暴飲暴食などをするとで、体内に尿酸が生成されやすくなります。

3.ストレス

ストレスを感じる事でも体内における尿酸値は上昇していまいます。

血液中の尿酸が上昇した後の尿酸

尿酸の生成が多すぎるか、排出が低下すると尿酸体内プールにある尿酸は、血液中の尿酸も増えていきます。

そして高尿酸血症と診断される尿酸値の基準値をうわまわると、飽和して血液に尿酸が溶けなくなってしまいます。

溶けなくなった尿酸はナトリウムと結合し、尿酸ナトリウム(尿酸塩)という結晶になり、その状態が長く続くと尿酸塩は関節の内側に付着するようになります。

尿酸塩のその後

尿酸塩は、関節の内側に付着し、なんらかの原因で剥がれ落ちた尿酸塩は、白血球に敵として認識されて攻撃を受けて痛風発作を起こします。

また関節の内側での痛風発作だけでなく、尿酸塩は他の臓器にも蓄積します。

痛風が起きる原因について ~尿酸塩結晶と白血球の戦い

特に腎臓は尿酸がたまりやすく腎臓障害を誘発します。他にも心筋梗塞や脳血管障害など恐ろしい病気の心配があるため、痛風発作は激痛を通じて尿酸がたまり体が危険な状態であることを伝えています。

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