痛風の合併症「高脂血症」

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脂血症(脂質異常症)とは?

厚生労働省の調査では全国でコレステロール値の高い方は約3685万人いると言われており、30歳以上の日本人のおよそ3分の1は 脂質異常症ということになります。

高脂血症の症状

「高脂血症」は、血液中に脂質が異常に増えてしまう病気です。

「家族性高コレステロール血症」と呼ばれる遺伝子によるものの場合は、「黄色腫」と呼ばれるコレステロールの塊が、ひじやひざ、アキレス腱のあたりにできることがありますが、ほとんどの場合は自覚症状がなく、健康診断などで初めて気がつく場合が多いです。

この自覚症状のなさが緊急性を感じず、対策を講じることなく放置してしまい、動脈硬化などの他の合併症に発展させる原因に繋がる事があります。

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高脂血症から動脈硬化に心筋梗塞や脳梗塞の心配も

動脈が年齢とともに老化し、弾力性が失われて硬くなったり、動脈内にさまざまな物質が沈着して血管が狭くなり、血液の流れが滞る状態を動脈硬化といいます。 この血流の流れを悪くすることを動脈硬化と言います。

血液中に増えすぎた「悪玉コレステロール」は、血管壁に入り込んで蓄積し、活性酸素によって酸化され、コブのように大きくなっていきます。そのため血管が狭くなり血液が悪くなるほか、このコブがさらに大きくなってはがれ落ちると、「血栓」となって、血管を詰まらせることになります。

こうした動脈硬化が心臓の血管で進行すれば「心筋梗塞」になり、脳の血管で進行すれば「脳梗塞」になり、最悪の場合は、命を落としてしまう可能性もある重大な病気に発展することになります。

高脂血症から急性膵炎になると激痛に

膵炎とは

膵臓は食べ物の消化に必要な色々な酵素を分泌する臓器ですが、うまく機能しなくなったときに、膵臓は自分で自分を消化し始めてしまうことがあります。この状態になると膵臓にむくみ、出血、壊死などの急性炎症が起き、これを急性膵炎と言います。

炎症を起こした膵臓からは、他の臓器に悪影響を及ぼす様々な物質が多量に出され、血液中に流れ込み、心臓、肺、肝臓、腎臓、消化器官などにダメージを与えます。

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膵炎を起こす原因

急性膵炎の原因で、一番多いのは全体の4割を占めるお酒の飲み過ぎです。

次に多いとされているのは胆石で、他には手術後に使う特殊な薬物や血液中の中性脂肪が原因となることもあります。逆にこれ以外に膵炎になるケースは、稀と言われています。

膵炎の症状

急性膵炎を起こすと上腹部の胸骨の下あたりに激痛が生じます。

半数の方はこの激痛が背中にまで及びます。胆石を原因とする急性膵炎は激痛が突然始まり、数分で最大に達し意識を失う方もいるそうです。

アルコール依存症により膵炎が生じた場合、痛みは数日かけてゆっくり強まり、その後その激痛は強いまま数日間持続します。いずれの場合においても咳き込んだり、運動などをすると激痛がひどくなります。

高脂血症の治療方法

治療の基本は、「食事療法」と「運動療法」「薬物療法」で、生活習慣を改善していくことであり、痛風の治療とあまり変わりません。

痛風の治療となる食事療法や運動療法は高脂血症の予防にも治療にもなるため、病気になったり、病気が悪化する前にできるだけ早めに治療を開始する事が良いと思われます。

食事療法

コレストロールの摂取制限については、以前のように気にする必要はありませんが、バランスの良い食事で摂取するカロリーに注意することは大切です。

厚生労働省はコレストロールの目標量を撤廃

「日本人の食事摂取基準(2015年版)」において、成人は男750ミリグラム、女600ミリグラムを上限としていた食事からのコレステロールの目標量を撤廃しました。

摂取基準には、国民の健康の維持・増進や生活習慣病予防などを目的として、各栄養素の摂取量が決められていましたが、厚労省栄養指導室は「目標量を設定するのに十分な科学的根拠が得られなかったため」と説明しています。

これは血中コレステロールの7~8割は体内で作られ、食事の影響はもともと少なく、コレステロールの摂取量が多ければ体内で作る量が減らされ、逆に摂取量が少なければ体内でたくさん作られるというように、血液中の量を体がコントロールしていることが分かったためです。

運動療法

運動療法では有酸素運動を中心に1日30分以上、週3回以上の運動をすることによって、中性脂肪が減らし、善玉コレステロールが増やして肥満の解消を行います。

薬物療法

食事療法や運動療法で改善されず、脂質の値が目標値まで下がらない場合は、「薬物療法」という方法もあるようです。高脂血症の薬には、「コレステロール値を下げる薬」と「中性脂肪値を下げる薬」が医師の処方に従い治療していくことになります。

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