痛風の合併症「慢性腎不全」

スポンサーリンク

慢性腎不全とは

腎臓の糸球体や尿細管が冒されることで腎臓の働きが悪くなることを腎臓病といい、これが進行して腎不全という状態になると、尿から老廃物を排泄できなくなったり、体内の水分量や塩分量などを調節することができなくなってしまいます。

腎不全には、急激に腎臓の機能が低下する急性腎不全と数カ月から数年に及ぶ長期間かけて腎臓の働きがゆっくり悪くなる慢性腎不全があります。

急性腎不全は、治療によって腎臓の機能が回復する可能性がありますが、慢性腎不全は、ゆっくりと時間をかけて機能が失われたものであるため、腎臓の機能が回復する見込みは、まずありません。

慢性腎不全の症状

慢性腎不全では腎機能の低下の程度が軽い状況では、ほとんど症状がありません。

腎機能がかなり低下してくると尿の量が増え、目の周りや足のむくみ、疲れやすい、食欲がない、息切れする、皮膚がかゆいなどの症状が出てきます。

腎臓の機能が低下するとどうなる?

  • 水分が体にたまる…むくみ、高血圧、低ナトリウム血症、肺水腫
  • 老廃物が体にたまる…尿毒症(食欲低下、吐き気、嘔吐、意識混濁、けいれんなど)
  • 電解質が体にたまる…高カリウム血症、高リン血症
  • 血液に酸がたまる…呼吸が速くなったり、電解質バランスが崩れる
  • ホルモン異常…貧血、骨がもろくなる、高血圧

治療方法

慢性腎不全では、失われた腎臓の機能は回復しないため、治療目標は慢性腎不全の進行を遅らせることとなります。

治療方法は、薬物療法、食事療法のほかに日常生活の改善から行われていきます。

高尿酸血症からの合併症で、腎機能の低下が心配される痛風患者の場合には、尿酸値を正常に保つことができれば、これにより腎機能も改善されていくという報告もあります。

そのため尿酸値コントロールは痛風の発作だけにとどまらず、大切な治療となります。

高尿酸血症の状態が長く続くと、尿に溶けなかった尿酸が結晶化し、腎臓に蓄積しダメージを与え始めます。

これにより痛風の合併症として自覚症状がないまま、腎機能をゆっくり低下させ慢性腎不全になる可能性があります。

慢性腎不全になると回復がほぼ見込めないため、透析治療となり、大変な病気に発展します。

補足関連記事

スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする