痛風になると行う血液検査では尿酸値とCRPという数値が話題にあがります。
血液検査のCRPとは?
体内で炎症や細胞の破壊(組織の壊死)があるとき、急激に増加するタンパク質成分を測定した数値です。
通常、正常な血液の中にはほんの微量しか含まれないものでCRPの一般的な基準値は0.3mg/dl以下とされています。
このCRPは体に炎症が生じてから、2~24時間以内に急激に数値が上がり、その後2~3日かけて下がっていきます。
区分 | 数値 | 状況 |
正常値 | 0.3以下 | |
炎症 | 0.4~2.0 | 風邪など |
強い炎症 | 2.1~10.0 | 細菌感染、痛風 |
かなり強い炎症 | 10.1~ | 肺炎・ガン級 |
この数値が高いと次の病気が疑われます。
【炎症】
外傷、骨折、歯周炎、亜急性甲状腺炎、痛風
【ウイルス・細菌性の場合】
肺炎、肝炎、結核、髄膜炎、リウマチ熱、潰瘍性大腸炎、急性膵炎など
【自己免疫疾患の場合】
膠原病、関節リウマチ
【その他】
悪性腫瘍、白血病、心筋梗塞、脳梗塞
CRPと痛風の関係
痛風時においてもCRPは炎症レベルを表しており、当然高いほど激痛となります。
同じ痛風でも痛みレベルは、まるで違うので激痛レベルを知る上では参考になります。
通常、痛風の痛みが出て病院に来る方はCRPが1.0を超えていることが多いようです。
中には14.0超とか信じられないほど我慢しちゃった人もいるみたいで、ここまでくると尊敬するレベルです。
おそらく痛風の震源地も2~3か所クラスではないでしょうか?
データが揃わなかったので自分の数字と感想を書いてみます
■参考までに私の感想です。
CRPが4.3 痛風震源地は一か所
- 眠れない痛み、足に毛布はかけられない
- 走ることは絶対無理
- 靴は履けず、長靴かサンダル、スリッパなら履ける
- 独りでゆっくり歩けるレベル
- 基本的に、あまり動きたくないが寝ていたくもない
- ぶつけても涙流しながら許せるレベル
でも4.3だと正直なんとかなるレベルです。
痛風患部が2か所同時に発症したときには、痛みレベルは次元が違っていて、ぶつけたら気絶するレベルで、病院に向かって200mほど歩いたときに救急車呼ぼうか本気で悩みました。
この状態でCRPが7.1でした。
コメント