痛風でも肉を食べて大丈夫ですか?

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痛風になるとプリン体が多いため「肉を食べてはいけない」と言われますが、あまり神経質になることはないと思います。

肉は、どうして痛風に良くないと言われるのか?

そもそも肉が痛風に良くないと言われる理由は、明治以前の日本人には痛風を患う人がいなかったのに、食事が西洋化し、肉を食べる機会が増えたことで、年々痛風患者が増え続け、最近では若い世代や女性の患者にも痛風患者が出てきていることにあるからです。

でも、これって本当なんでしょうか?

肉類は本当に痛風に悪い?

痛風は、プリン体から作られる尿酸が原因となりますが、ほとんど全ての食べ物にはプリン体が含まれて、和食であってもプリン体は必ず摂取されることになります。

肉類にはプリン体が多く含まれているイメージがありますが、実はレバーなどの内臓系の部位を除けば、それほどプリン体が多いものではありません。

たとえば、痛風の方には”和食”が良くすすめられて、特に”ワカメ”は『尿をアルカリ性にし、尿酸を溶けやすくし、尿路結石の予防も期待できる』とされています。

でも、このワカメにはプリン体が100g当たり262.4mgも含まれていて、これは、痛風患者が食べるのを禁じられている牛レバー(219.8mg)よりずっと多い水準だったりします。

それに比べて焼肉で定番のカルビには、77mgしか含まれておりません。

別に肉だから特別にダメだっていう訳ではないのです。

焼肉のプリン体含有量

カルビ以外の”焼き肉店で食べられる肉”のプリン体含有量についても紹介します。

部位 プリン体量
(mg/100g)
ローストビーフ 74.0
カルビ 77.0
ミノ 83.9
肩ロース 90.0
タン 90.4
ヒレ 98.4
スネ 106.0
ランプ 110.0
マメ(腎臓) 174.0
ハツ 185.0
レバー 219

 食事で摂取されるプリン体などは誤差だった!

NHKの『プリン体じゃなかった!尿酸値を下げる秘策SP』では、人が一日に生成する尿酸の量のほとんどは基礎代謝によるもので、食事から摂取されるプリン体によって作られる尿酸は2割程度しかないと説明していました。

尿酸値が高くなってしまう理由として知られているのが「プリン体」。

あんきもやしらこ、レバーなどに多く含まれ、食事でとると体の中で尿酸を作り出してしまいます。

でも実は、食べ物は尿酸を作り出す原因の2割しかありません。

プリン体は細胞の中にある核を構成する部品なので、残りの8割は、新陳代謝で生成され、肝臓で尿酸に作り変えられます。

作り出されてもきちんと排せつすればいいのですが、高尿酸の人の9割は、尿酸の排せつが悪いのです。排せつを悪くする主な原因は「肥満」と「体質」です。

どんなに厳格な食事制限を行ってもプリン体摂取量はゼロにはできず、がんばって減らしたとしても、基礎代謝によって生成される尿酸と比べると誤差程度にしかなりません。

またNHKのこの番組の中で医師の監督のもと、「プリン体を制限した食事」を食べ続けた方々と「気にしない食事」を食べた方々の血液中の尿酸値の変動を調べた番組がありましたが、両者に違いは生じていないという結論でした。

焼肉を食べる上での注意点

痛風だからという理由で『焼き肉を食べない』というのは辛いだけで、効果があまりないように思います。

それ以上に注意して欲しいのは、尿酸を大量に生成する原因であるアルコールの摂取を控える事です。

また尿酸排出効果がある『低脂肪牛乳』をコップ一杯飲んでおく方が肉を選択して食べるよりずっと効果があると思います。

【参考記事】

まとめ『焼肉を食べる上で大切な要素!』
  • 食べ過ぎないようにしておく
  • アルコール類は控える
  • コップいっぱいの低脂肪牛乳を飲んでおくと良い

焼肉は痛風患者も美味しく食べられると思います。

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