野球選手のメジャーリーグへの移籍の流れについて

スポンサーリンク

毎年、冬が近づくと日本野球界の選手がメジャーリーグへ移籍する話が持ち上がります。

この野球選手のメジャーリーグへの移籍方法のひとつに『ポスティングシステム』というものがあります。

ポスティングシステムとは?

日本のプロ野球球団(NPB)からメジャーリーグ球団(MLB)への移籍に関する制度です。

この制度を利用するには、移籍する選手本人所属する球団の2つの合意が必要になり、移籍が成立した場合には、日本の所属球団は選手を失うことになりますが、選手の対価となる『譲渡金』をMLBからもらうことができます。

海外FA権との違いについて

海外FA権での移籍では、MLBから日本の球団には何の支払いもありません。

そのため球団側は、選手が海外FA権取得する前にポスティングシステムによる移籍を認めるようになってきた傾向があります。

ポスティングシステムによる移籍の流れ

選手と所属球団が移籍について合意し、ポスティングシステムを利用する場合の流れについては以下のようになります。

(1)メジャーリーグ球団への申請手続き

申請期間:毎年11月1日から翌年2月1日

日本の球団は選手の『譲渡金』を設定して、MLBに告知します。

※譲渡金については、2,000万ドル(約22億円)が上限になっています。

(2)選手とメジャーリーグ球団との交渉

交渉期限:所属球団が告知した翌日から30日以内

2017年現在では、獲得の意思を示すMLBのすべての球団と交渉が可能になっています。

2012年以前の旧制度では、一発勝負の入札形式で最高額を示した球団が選手との独占交渉権を獲得する方式をとっていましたが、いろいろな問題が浮上し、変更されました。

(3)契約合意と移籍手続

選手とMLBとの間で年棒や待遇などの条件が合意に至った場合には移籍が成立します。

球団側の動きとしては、MLBは日本の所属球団に対して、「契約合意があった日から14日以内に譲渡金を支払う」ことになり、日本の球団は支払いを受けた日から5営業日以内に選手の保有権を放棄し、自由契約が行えるようにします。

過去の有名移籍選手の『譲渡金』について

2013年以降である【楽天:田中将大選手】以降は、ポスティング制度の変更により、移籍金の上限が2,000万ドルになっています。

選手名
(所属球団)
内容 譲渡金(ドル)
イチロー
(オリックス)
2001年 マリナーズ 13,125,000
石井和久
(ヤクルト)
2002年 ドジャーズ 11,264,055
大塚晶文
(ドラゴンズ)
2004年 パドレス 300,000
中村紀洋
(オリックス)
2005年 ドジャーズ 非公開
松坂大輔
(ライオンズ)
2007年 レッドソックス 51,111,111
岩村明憲
(ヤクルト)
2007年 デビルレイズ 4,500,000
井川慶
(タイガーズ)
2007年 ヤンキーズ 26,000,194
西岡剛
(ロッテ)
2011年 ツインズ 5,329,000
青木宣親
(ヤクルト)
2012年 ブルワーズ 2,500,000
ダルビッシュ有
(日本ハム)
2012年 レンジャーズ 51,703,411
田中将大
(楽天)
2014年 ヤンキース 20,000,000
前田健太
(広島)
2016年 ドジャーズ 20,000,000
大谷翔平
(日本ハム)
未定 未定 未定

参考:ウィキペディア(日本人選手のメジャーデビュー一覧)

スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする