石原前東京都知事の記者会見を聞いての感想 コストがかかるからという理由で”都民の食の安全と健康を軽視”した発言がとても残念

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2017年3月3日15時に石原前都知事が記者会見をしました。

どんな発言がされるのか大注目されていましたが、印象はがっかりです。
論点がわかってないし、今までプレスが調べていた内容の方が正直詳しかった。

驚くべき発言は、冒頭のランニングコストがかかるから速やかに移転した方がいいという余りにも無責任な発言。

『都民の健康と食の安全は、ランニングコスト以下の扱いでした。』

都民の命を守る小池知事都民のお金を守ろうとする石原知事という構図ができたかのようで、本末転倒も甚だしかったです。

『嫌がらせで移転を止めているのではなく、危ないから止めているんじゃないですか?』

石原都知事の会見での発言のポイントは、2つ

決まっていたことなので、自分でなんとかできるものではない。

築地移転問題には個人的に反対していたが、既定路線に乗っていて動かせるものではなかったため、調査委員会等を設けて大丈夫だという報告を受けていたので決裁していた。

専門家でないから私が決められるものではない

汚染についても売買契約の内容も専門家ではないので、専門家の意見を聞きそれに従ったまでで自分が判断して決めたものではない。

あらゆる論点のどこを聞かれても、『専門家が大丈夫だと言ったから、それを信じて決裁しただけであって、自分が考えて決めたものではない』ということでした。

そんな小さな問題を私がやるべき問題でなく、信じて一任していただけだと今までプレス発表された通りでした。

小池知事が指摘した瑕疵担保特約について

東京ガスは、問題のある土地なのはわかっていたことなので基本的に売りたくないという意思表示を示していましたが、立地的な長所等から、その土地を東京都は欲しかった。

売買の話が進まない中で、動きが出たのは2001年に水面下で行われたという二者間合意でなんらかの東京ガスにとって有利な条件が提示されたためかと思います。

この合意書は当時の副知事と東京ガスで打ち合わせしています。

想像できるのは土壌汚染については深さ2mまでと限定し、土壌を綺麗にする範囲を限定することで、その費用と瑕疵リスク分の金額を上乗せし土地の売買契約をしたという事以外にも、土壌汚染についての費用について、なんらかの取り決めがあったのだと思われます。

一度は綺麗になったものとして土地の売買が成立し譲渡されましたが、その後の調査で土地の汚染が発覚して、瑕疵として東京ガスに土地の汚染費用を求めますが、このとき586億円かかる費用について、東京ガスに請求したのは86億円です。

東京とは瑕疵担保特約があるためクレームとすることが可能であるにも関わらず、586億円請求しなかったのは、いまだにはっきりしない水面下の”二者間合意”の威力なのかと思います。

実際、東京ガスはこの請求には応じず断るほどの強気ぶりなので、売買契約書上にかかれた瑕疵担保特約を無力化するほどの念書か何かをもっていたのではないかと想像します。

そして東京ガスはその後の瑕疵担保条約を約定から消すことを条件に78億円の費用負担をしています。

こうしていくらかかるか全くわからないか『土壌汚染の改善費用』について東京ガスに対して請求することが法的にもできなくなりました。

小池知事は、瑕疵担保特約を免除するまでに、公開されていない情報を含めて、誰が、どこで、いつ決めたのか明確にして欲しいという話なのです。

明らかにして欲しいことについて

東京都の立場を弱くする『水面下で決めた二者間合意』の内容について

合意書を交わしてまで、豊洲に移転したかった理由

586億円の瑕疵で86億円しか請求しなかった理由 しかも断れない相手から断られた理由

78億円しか払わないのに瑕疵担保特約を外した理由について

これら全ての謎について、担当者を信じて任せた。

”任せる”という判断をしたことに責任が問われているのに、任せたのに責任がないという発言に正直疑問を感じます。

まとめ

石原前都知事の話を受けて、小池都知事は『新しい事は何もでなかったですね、もう少し出てくるものかと思っていたのに残念です。』ということです。

侍が果し合いをしにいくという事でしたが、結局のところ何も言えず、プレス前に出てきたものの何も言えず、かつ”信頼して任せた”という事は任された人の責任という理論を展開したままだった。

信じるのは勝手だけど信じて任せた場合には、その責任はトップが担うものなのでは?と私は思います。

副知事の決裁権限で決定させ、自分が決裁していないのであれば、言い分として理解できますが、決済したのであれば誰が実務をしようが、その責任を負うのは、その時の知事だと思っています。

また小池知事にすぐに豊洲に移転しないとランニングコストがもったいないという発言についても非常に無責任なものであり、万が一中毒患者や事故があった場合には、どう責任を取るつもりなのか、あまりにも無責任な発言に驚きました。

ランニングコストが何億もかかるから、すぐに移転せよという発言は、都民の命や健康を軽視した酷い発言だったと思っています。

石原都知事を応援したい気持ちがあっただけに、この会見をとても残念に感じています。

小池知事には、周りの圧力に屈することなく正しいと考える事を貫いて欲しいと思いました。

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