税理士試験における理論暗記に自信がない人のために、暗記方法のご紹介

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税理士試験においては、資料の持ち込みができないため、無茶な量の税法の条文を暗記する必要があります。私も過去に、会計科目の合格を果たした後に法人税を勉強していたときには酷い苦労をしたのを覚えています。

理論暗記術

試験直前には、法人税法の全部を暗記して、最初から最後まで暗唱したときに11時間20分でできました。逆に言うと11時間以上暗唱した文章をほぼ一字一句言えたことになります。

凄い様に思える方もいると思いましたが当時、ネットで知り合った受験生の仲間たちは、ほぼみんな普通に出来ていましたし、強者は税法2科目の理論を暗記していました。

合格したのは平成21年ですが、いまだに良く勉強方法の相談を受けるために、別に隠すものでもないので、ここでご紹介します。

理論暗記に最も大切なこと

一部の天才は除いて、普通の人は覚えたものは、忘れるものです。
特に税法のような長文は、覚えていられる人は、私が知る限り一人もいません。

なので『忘れてしまうことに対して、あまり悲観的にならないで欲しい』のです。

一生懸命覚えて、忘れてしまって覚えなおす。
これをひたすらに繰り返すことが理論を暗記方法になります。

そのため忘れてしまっていれば、一歩進んだと思って、覚えなおすだけのことです。

暗記はスポーツと似ている

脳は間違いなく成長します。

私が初めて税法の2ページを暗記したのにかかった時間は7時間です。
しかも、しどろもどろに覚えてて素で読めば2分ほどで終わる文章を暗唱するのに16分以上かかりました。加えて7時間かかって覚えている最中にも忘却が始まる始末で、正直センスがないというか素質のなさを感じました。

でもネットで知り合った友人が『全員そんなものだ』と言ってくれたお陰で、騙されたつもりでひたすら頑張りました。

頑張って覚えて忘れて、覚えなおしてという作業を毎日続けていると、人間は短期間に驚くべき進化を遂げるものです。

7時間かかって覚えた文章を、2回目に覚えなおすときには4時間ほどで終わり、3回目に覚えなおすときには3時間くらいでできるようになります。

私は時間がかかる方だと思いましたが、5回くらい覚えなおす頃には2時間もあればスムーズに覚えられるようになってくるのです。

そして初めて見る文章であっても初回の暗記にかかる時間が4時間くらいまで短縮されるようになり、数回繰り返すと2時間台で覚えられるようになります。

2時間台までかかるのには大体2~3か月でできるようになったと思います。

つまり本当にキツイのは、最初の3か月間だと思っていいと思います。

スポーツと理論勉強が似ていると感じた訳

苦しみながら頑張り続けると体がそれに対応しようとして変化してきます。

これはスポーツでも最初できないことでも2~3か月毎日がんばればできるようになる感覚と似ています。

マラソンに例えて説明すると、

42.195kmを明日走れと言われても、体を壊しかけて7時間くらい完走するのに時間がかかるかもしれないけど、毎日走っていれば少しづつ短縮され、4時間くらいで走れるようになると思う。

もしかしたらならないかもしれないけど、きっとなると思う。

そんな感覚です。

理論暗記の場合には、3年間毎日繰り返していたら、2ページの暗記に1時間かからなくなり周囲から、天才とか羨ましいとか言われて、ちょっと嬉しかった記憶があります。
でも、それは本当は毎日1000日以上のトレーニングの賜物だったのです。

継続するのと自分を騙さないで真摯に頑張りぬくことが大切なのです。

理論の勉強法の概要

暗記より理解が大事は本当?

良くアンチ暗記派から、理論は理解が大切で、暗記には意味がないという方がいますが、間違ってはいないと思います。

ですが、この話には続きがあって、『理解だけで勉強終わっていいの?』という事です。

たぶん、丸暗記は意味がなく、理解してなければ試験で使えないと言いたいのでしょうが、暗記する過程において、理解しないで暗記を終えられる方はほぼいないと思います。

細かいところまで注意深く、文字通り暗記するほど数百回読んで理解した方と授業を聞き、分かった気がしている人との実力差は、かなりの開きがあります。

勉強をがっちりしてきた方が、10人集まって、1~2人しか合格しない試験において、暗記もしないで勝ちに行こうとする方が無理があるんじゃないかと思います。

私が税理士受験生だったときには、ブログの仲間から『多分10人もいれば2人くらいは暗記している人はいるでしょう』と言われ、2位でも合格しない可能性がある試験において、最初から妥協しているのは、ちょっとどうかなと厳しいこと言われていました。

暗記は何回繰り返して覚えなおすのか?

こう質問されては、『私は20回くらい』と答えていました。

理由は周囲は20回くらい覚えなおせば、スラスラ言える方がいっぱいいたからです。
もともと頭が良い人が集まっている試験なので、20回も繰り返した方はきちんとみんな覚えていました。

でも私自身は、どうかと言うと、実は平均で40回以上覚えなおしていました。

ひとつは、自分に自信をつけるためであり、もう一つは40回くらいしないと20回くらいした人に追いついていないような気がしていたからです。

理論は覚えたことを忘れていないことを確認すると、安心します。
つらい覚えなおしをしないで、次に進めるのですから、本当に嬉しいです。
でも、確認しただけなら、ひとつも勉強をしていないのと一緒です。

何か忘れてたり、忘れかけているものを必死に探し出し、覚えなおす作業をしないと勉強として身になっていない実感がありました。

なので覚えた理論を忘れているのに気づき、覚えなおしが終わった方が勉強が充実したという感触を得ていました。

具体的な私の暗記方法

いくつか種類があって、私自身も人から学んだことを自分流にアレンジしたので、誰かにあうとは思いませんが、参考までにご紹介します。

最初の数か月はリズムなど作れないので、勉強にある程度慣れてきた2~3か月後の勉強法としてご紹介します。

理論は覚えることより、忘れた事を修復することが大事

覚えたことを忘れないようにすることが理想ですが、絶対に忘れてしまうものです。
なので忘れた事にストレスを感じるのではなく、忘れたことを覚えなおすための勉強だと思う方が気持ちは楽です。

覚えなおしのサイクル

私は理論を覚えたら、その後一週間の間、毎日理論を覚えなおします。
そして安定してきたら、わざと忘れるように努力して、忘れた部分を覚えなおします。

このリズムを守ると理論が20~60回くらい覚えなおしすることになります。

この勉強法でのメリットは、専門学校で行われていた試験勉強のための理論暗記をしないで済む事です。

どの理論でも、いつでもほぼ完ぺきに思い出すための勉強方法なので、少しキツイですがかなり効果があります。

理論サブノートの使い方

初公開する理論ノート(大原でした)ですが、暗記しなおした日付を書いていました。

この覚えなおしは、”理論まわし”と呼ばれていましたが、一度覚えた理論は一週間以上放置すると覚えなおす際にかなりの労力を要するため、できるだけ一週間後に理論をまわして覚えなおすようにしていました。

一週間で全理論をまわすためには、最終的には一日14題まわすことになります。
1題を平均10分でまわすためには、2時間かけて、かなり本気で覚えなおしていました。

とはいえ、覚え初めのときには、一日4~5題で試験が近くなってきているときに14題くらいとなるため、それまでキッチリ回し続けていれば、大きな負担にはなりません。

勉強していた時間について

机に座れる時間はできるだけ計算に当てたかったので、理論の勉強は基本的に、地下鉄の移動時間や仕事の合間の待ち時間など、お風呂やトイレなどの空き時間があったら理論勉強をしていたイメージです。

大体、理論まわしだけで一日3時間くらいは隙間時間を集めて勉強時間を確保していたように思います。

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